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平成16年度第2回横浜市入札等監視委員会の議事概要

【日  時】

平成16年7月26日(月) 午後3時15分〜午後5時10分

【場  所】

関内駅前第二ビル6階 6D会議室

【出席委員】

會田努委員長、小川佳子委員、腰原常雄委員、三辺夏雄委員、村上政博委員

【議  題】

I 本市

1 報告事項

(1) 入札及び契約手続の運用状況について

(2) 一般競争参加停止及び指名停止等措置の状況について

(3) 談合情報対応について

2 審議事項

(1) 一般競争入札に係る抽出案件     2件

(2) 指名競争入札に係る抽出案件     2件

(3) 随意契約に係る抽出案件       1件

II 水道局

1 報告事項

(1) 入札及び契約手続の運用状況について

(2) 談合情報対応について

2 審議事項

(1) 一般競争入札に係る抽出案件     1件

(2) 指名競争入札に係る抽出案件     1件

III その他

連絡事項

【議事内容】(委:委員、事:事務局)

議題I-1-(1)入札及び契約手続の運用状況について

・平成15年度の状況、平成16年度早期発注の状況及び平成16年6月までの状況を報告。

委:随意契約の発注標準金額は決まっているのか。

事:金額によって一律随意契約とすることはなく、単独随意契約が必要な場合のみ随意契約としているが、設計金額を基に決める。

議題I-1-(2)一般競争参加停止及び指名停止等措置の状況について

・事務局より説明。

委:独占禁止法違反行為とあるが具体的には。

事:大阪市の水道局発注のほ装工事において、排除勧告を受け応諾したために指名停止とした。

委:独占禁止法に関する事件は全て指名停止とするのか。

事:応諾等の状況を照会して、対応している。

委:他都市の事件でも全て指名停止とするのか。

事:本市契約の工事とは停止期間に違いがあるのみである。

議題I-1-(3)談合情報対応について

・事務局より説明。

委:談合情報を受けて、混合入札とした事例の、単体企業とJVとの入札企業数の比率はどうなっていたのか。

事:単体企業11者に対してJVは8者であり、JVが落札した。

議題I-2-(1)一般競争入札に係る抽出案件

「瀬谷第二小学校耐震補強その他工事(建築工事)」について説明。

委:施工場所の瀬谷区が参加条件で設定した6区に入っていない理由はなにか。

事:参加機会のばらつきをなくすため、対象企業を100者程度とするように区割りの順番をあらかじめ決めて、機械的に運用している

続いて「上飯田住宅第4期住宅改善その他工事(第2工区衛生設備工事)」について説明。

委:低入札調査は発注課で調査するのか。

事:契約第一課から発注課に調査の依頼を行い、公共事業の技術的な統括部局である総務局公共事業調査課と連携をとりながら、3課で調査している。

委:調査基準価格と同額で入札した業者が2者あるのはどう考えるか。

事:すべての価格情報は事前公表しているので、低入札調査を嫌う業者が狙ったものであると考える。

議題I-2-(2)指名競争入札に係る抽出案件

「上飯田住宅第4期住宅改善その他工事(第2工区電気設備工事)」について説明。

委:指名競争入札においても災害協力を考慮することがあるのか。

事:成績を最優先に選定するが成績で同点の場合等に災害協力を考慮することもある。

委:同額でくじ引きとなる場合、くじ引きはどのように行うのか。

事:くじを引く順番をくじ引きで決定した後に、その順番で縦線のみのくじの当たり部分を隠した用紙から一本を選んでもらう方法で行う。

続いて「保土ヶ谷土木管内下水道修繕工事(その2)」について説明。

委:入札を辞退する企業があるのはなぜか。

事:指名業者を20者程度と大幅に増やしたことで、企業側も契約したい工事とそうでない工事を選んで入札に参加しているのだと考える。

委:このような管内物で、緊急性を要するものは、自区や隣接区からの選定理由は合理性がある。

議題I-2-(3)随意契約に係る抽出案件

「都筑工場焼却炉等補修工事」について説明。

委:メンテナンスを行っている企業に随意契約することは適切と考えるが、その場合の金額設定の適正さはどのように考えているか。

事:見積合わせを行い予定価格内で契約しているが、かなり予定価格に近い金額で契約しているのが実状である。

委:一度の見積合わせで決定しているのか。

事:二度の見積合わせでも決まらないため、その場で交渉を行って決定する場合がほとんどである。

議題II-1-(1)入札及び契約手続の運用状況について

・平成15年度の状況、平成16年度早期発注の状況及び平成16年6月までの状況を報告。

議題II-1-(2)談合情報対応について

・事務局より説明。

委:談合情報が寄せられた入札の落札率はどれぐらいだったのか。

事:93%であった。

委:入札参加企業にヒアリングを実施したというが、どのような内容をヒアリングしたのか。

事:横浜市水道局談合情報等取扱要項にしたがい、所定の事項を聴取した。

委:ヒアリングで受けた説明内容について調査できるのか。

事:捜査権限がないため、難しい面もある。

委:談合情報はどういう立場の人から寄せられたのか。

事:匿名の情報だった。入札てんまつ公表後の談合情報であったが、業界関係者ではないかと考えている。

議題II-2-(1)一般競争入札に係る抽出案件

・「山手町φ75〜200mm配水管新設工事」について説明。

委:入札参加条件をみると、下請けとして実績を持ってから参入してほしいという意味か。

事:他都市の工事の実績でもかまわないが、そのとおりである。

委:参加企業数が50者というのは多いと考えているのか。

事:初めての条件付一般競争入札の案件だったので、注目を集めたと考えている。

委:財政局のように、市内を地域割りした条件設定はしないのか。

事:水道局は今年度の条件付一般競争入札の上水道工事については、発注標準を5千万円以上にしているので、すべて参加したとしてもAランクは140者程度であることから地域割りは考えていない。ただし、発注標準金額3千5百万円未満についてをBランクとしているが、Bランクは250者ほど登録があるので、条件付一般競争入札の対象を拡大してBランクに対しても発注するようになる場合には、グループ分けを検討しなければならない。

委:水道局の制度については、詳しい説明を受けていないので、制度の概略を示した資料を提示してほしい。

事:了解した。

議題II-2-(2)指名競争入札に係る抽出案件

・「相沢六丁目(外1ヶ所)φ100〜150mm配水管新設工事」について説明。

委:同額で最低額を入札した企業が辞退しているのはなぜか。

事:最低金額を入札した企業について、資格審査を行うことにしているが、資格審査の段階で、配置できる技術者がいないため施工不可能との連絡を受けたので、辞退とした。

委:入札執行から落札決定までの間の辞退について、ペナルティー措置はないのか。

事:現状ではペナルティーを設けてないので課題と考えている。

その他の意見

・抽出する工事件数について、もう少し少なくした方が十分な議論ができるのではないかという意見に対して、次回10月もこの程度の件数が適当であるとの確認がされた。

・工事毎の抽出だけでなく、特定の企業の入札金額を追跡調査することによって、落札した場合としなかった場合について、有意な特徴がないか検討するのもよいのではという意見が出された。

【意見具申】

今回は特段の意見具申はありませんでした。

配布資料(PDF形式148KB)


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総務局契約財産部契約第一課 - 2004年8月25日作成
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